代表世話人挨拶

2015年6月、日本血管外科学会シンポジウムを受けて、日本血管看護研究会(JSVN:Japanese Society for Vascular Nursing)を設立いたしました。
創傷ケア、糖尿病看護、健康教育、運動指導、透析看護、手術看護などそれぞれの専門技能を発揮しながら様々な場面で血管障害患者に携わる看護師が、血管障害患者へのケアの質を高め、よりよい患者成果が得られるように情報交換し、技能を高めることで、高齢化社会を迎えた日本の健康問題に貢献したいと考えています。

日本血管看護研究会 代表世話人 溝部昌子


血管看護とは

バスキュラーナースは、血管障害患者の療養をサポートする看護専門職です。 血管障害の治療や予防には、診断、治療、手術、処置などの医療と、運動、禁煙、食事などの補助療法、社会復帰、介護などの社会的支援が必要です。 バスキュラーナースは、患者及び家族、それぞれの状況を理解し、最適な選択と最大の成果が得られるように、情報を提供し、専門家どうしの繋がりをつよめながらケアを提供します。 バスキュラーナースは、臨床成果、QOL、費用、患者満足度の面で効果があります。

バスキュラーナースには以下の要件が求められます。
1.病状や治療を理解するための知識と経験をもつ
2.多職種の機能(役割)を知りコミュニケーションを図る
3.患者及び家族の療養を支えるチームを機能させるマネジメント能力
4.患者及び家族と信頼関係を築ける人間的素養

日本では血管障害患者は増加傾向にあり、医療の効率化・高度化・多様化、疾病予防の観点からも、患者のみならず、血管外科医、循環器内科医をはじめとする医師、様々な領域で血管障害患者のケアに当たる看護師、保健医療政策のステークホルダー、市民にとって、バスキュラーナースが新しい役割を果たすことが期待されます。

Medical Tribune 2016.06.21 「血管でつながるバスキュラーナースに期待」


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